RESAS~近距離移動時間分析~の使い方

Tips
この記事は約2分で読めます。

初めに RESASとは

地域経済分析システムは、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)および経済産業省が、産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化するシステムとして提供しています。英語表記〔Regional Economy(and)Society Analyzing System〕の頭文字を取って、「RESAS(リーサス)」と呼ばれています。

J-net21

つまり、政府が用意した無料で役に立つデータをWEB上で簡単に分析できるシステムです。データの閲覧はもちろん、大学生のレポート作成、論文執筆、企業でのマーケティング(商圏分析)などの役に立つと思われます。今回はその中でも「近距離移動時間分析」を使ってみたいと思います。

近距離移動分析では、ある地点へ行くにはどのくらい時間がかかるのかを図示する分析です。また、ある地点の60分で行ける人口なども算出できます。

移動距離による分析や商圏分析などに活用できると思われます。

RESASの近距離時間分析を使ってみる

上記アドレスへアクセスしてみてください。
次に分析したいところを中心にしてください。

近距離移動時間分析へアクセス

次にメッシュを読み込みます

メッシュを読み込む

時間距離を分析する始点(中心)を選択します。

始点を選択

交通手段、メッシュの透過率を選択すると結果が表示されます。

また、始点からの時間距離当たりの人口グラフも表示できます。

まとめ

このようなことを別のツールで分析するには結構手間がかかるし、お金もかかります。またこのような精度も出ないことも考えられます。なので、気になる人はぜひ使ってみてください。

なお、近距離移動時間分析には下記のデータが使用されているようです。
ヤフー・データソリューション、ゼンリン、ヴァル研究所、住友電工システムソリューション
つまり、これはYahoo!地図・カーナビで使用されているデータそのものです。そのため、精度はYahoo!地図並と言えるでしょう。