尾久土さんとeVscopeで初めて遊んでみました。若干曇りかつ、月齢10、和歌山市内(街中)であったにも関わらず、M13、M57、M27、M31、土星とさまざまな天体を観測できました。
望遠鏡の水平さえ合わせ、アプリで少し設定をすれば、自動でさまざまな天体を導入できるようになります。アライメント等が必要ないため、非常に簡単でした。やはり、いろんな方の言う通り、エンハンスドビジョンが強力で、多少曇っていても月があっても、Deep Sky系が綺麗に見れました。これなら都会でも観望会ができそうです。アプリで見たい天体を選べば自動で全てを調整してくれるので非常に楽ですね。
また各自のスマホにアプリをダウンロードしておけば、簡単に写真撮影ができ、すぐにSNSへアップロードが可能です。
一方で、通常の望遠鏡が得意な、惑星は微妙でした。そのため、小口径望遠鏡&eVscopeが最強の組み合わせだと思います。現在、セール中のようなので買ってしまいそうです。
これはアストロツーリズムに大きな影響を与えそうです。あまり望遠鏡について知識のない人でも使えるし、街明かりのあるところでも使用が可能です。
また、ツーリストも暗順応が不要で、すぐにSNSへアップロードが可能な写真が手に入ります。
そうなってくると、公開天文台の大きな望遠鏡の価値はどうでしょう。口径1mの望遠鏡でもこんなにもはっきり色は見えません。肉眼では見れないところまで見えてくると、リアル、ホンモノとは何か、その価値がわからなくなってきます。
実際のところ見た人がどのように感じるのかは誰も研究していないと思われるので、電視観望の今後の研究に期待です。
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#何気にアプリのUI・UXの作り込みがすごいと思う。使いやすいのに多機能!
参考
超高感度望遠鏡 eVscope 活用ハンドブック – 大阪市立科学館
電視観望望遠鏡 eVscope の衝撃 渡部 義弥 天文教育 34 (3), 11-14, 2022-05