RESAS~国内移動時間分析~の使い方

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初めに RESASとは

地域経済分析システムは、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)および経済産業省が、産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化するシステムとして提供しています。英語表記〔Regional Economy(and)Society Analyzing System〕の頭文字を取って、「RESAS(リーサス)」と呼ばれています。

J-net21

つまり、政府が用意した無料で役に立つデータをWEB上で簡単に分析できるシステムです。データの閲覧はもちろん、大学生のレポート作成、論文執筆、企業でのマーケティング(商圏分析)などの役に立つと思われます。今回はその中でも「国内移動時間分析」を使ってみたいと思います。

国内移動時間分析では、ある市町村からある市町村へ行くにはどのくらい時間がかかるのかを図示する分析です。簡単かつ軽量なため多くの人にとっておすすめの分析です。

この分析を使用することで、「和歌山市から静岡県富士市と岐阜県高山市と大分県大分市どこが一番近いところなのか」がすぐにわかります!旅行計画などでも使ってみてください。

同様に近距離移動分析も大変便利な分析ですので、ぜひ使ってみてください

RESASの国内移動時間分析を使ってみる

上記アドレスへアクセスして、分析したいところを中心にしてください。
次に始点となる市町村を選択してください。(赤枠部分)

国内移動時間分析へアクセス

次に交通手段を選択します。
交通手段は、公共交通機関(飛行機なし)、公共交通機関(飛行機あり)、自動車(一般道優先)、自動車(高速優先)の4つから選択できます。

交通手段を選択

最後にヒートマップを読み込みます。

ヒートマップを読み込む

結果が表示されます。例えば、和歌山市から富山市までは公共交通機関(飛行機なし)で359分かかるようです。

結果が表示される

まとめ

このようなことを別のツールで分析するには結構手間がかかるし、お金もかかります。またこのような精度も出ないことも考えられます。なので、気になる人はぜひ使ってみてください。

なお、国内移動時間分析には下記のデータが使用されているようです。
ヤフー・データソリューション、ゼンリン、ヴァル研究所、住友電工システムソリューション
つまり、これはYahoo!地図・カーナビで使用されているデータそのものです。そのため、精度はYahoo!地図並と言えるでしょう。