初めに
就職活動での企業分析を想定しています。就職活動については別記事を見てみてください。
この記事は下記の本を参考にしてます。そのため、詳しいことはその本を読んでみてください。
また、主観的な部分も多いので、それぞれでしっかり考え、必要な部分のみを参考にして下しさい。
就活における企業分析とは
私の考えるた企業分析の目的は下記の通りです。
- 変な会社に入社しないように調査する
- その企業が倒産しないか調査する
- その企業が何で利益を得ているのか調べる
- 平均勤続年数や、平均給与、その会社のリスク、資本関係を知る
- 上記を調べた結果、面接の対策や志望動機の参考にする
では、実際に企業を分析してみましょう。
企業分析の仕方:IR情報
会社を知る上でいろんな方法がありますが、この章では「IR情報」を見てみましょう。IR情報と言うのは、上場企業が株主や株を買おうとしている人に、「私の会社はこんな会社です。こんな価値のある会社です。」と説明している情報です。
基本的には、有価証券報告書や決算短信など、企業の決算に関することが掲載されています。
これらからは、「利益率」「売上高」や「平均勤続年数」「平均給与」「子会社について」などがわかります。
また、企業によっては、「5分でわかる〇〇株式会社」みたいなものもあり、非常に参考になります。
大阪王将の例
今回は中華レストランチェーン「大阪王将」をみてみましょう。
大阪王将のHPを見てみると、
「株式会社イートアンドホールディングス」の文字がありますね。
「大阪王将」は実は親会社があるようです。
では、親会社の方を見てみましょう。
株式会社イートアンドホールディングスを見てみると、右上に「IR情報」と言うのがあります。
こちらをクリックしてみます。
色々並んでいますが、全てその会社を表した資料です。
今回はもう少し下までみてみましょう
ひとめでわかるイートアンドと言うページを見てみます。
すると、この会社について簡単にまとめた資料が出てきます。
資料の中段ぐらいにはこんなことも書いてます。
気づきましたか??大阪王将の親会社は、レストラン部門は4割しか稼いでいないのですよ。
つまり、本業?は食品事業(例えば冷凍食品販売)なんです。売上の6割を占めていますからね。
イートアンドを受ける人は、この食品事業を注目して、逆質問を考えるといいかもしれませんね。
その他、気になったことはIR資料室で「有価証券報告書」を見てみましょう。いろんなことが書いているので、わからないことは流し見してくださいね。その中で、例えば下記のようなことがわかります。
- 子会社について
- 提出会社(今回の場合はイートアンド)の平均勤続年数、平均給与、平均年齢
- 従業員の人数
- 売上高経常利益率
- 主要顧客(一番買ってる人)
- フランチャイズ契約の内容
こんな感じで、意外とこんな事まで公開しているんだと思うほど、いろんなことが知れます。