観光動態調査とは、国や地方自治体、企業等が行う、観光動態(消費行動や移動)を把握するために行う調査。
一般的に「観光地への入込客数」「観光消費額」「周遊状況」等が調査されている。調査方法は、アンケートが主であるが、近年はデータドリブン(データ駆動型)社会をキーワードにビッグデータやSNSを分析した調査も増えてきていると思われる。
本ページでは、主にビッグデータを用いた観光周遊分析事例やサービスについてまとめてみる。
ビッグデータを使用した分析
ビッグデータを使用した分析には下記のようなものがある。各手法についてはリンク先を参照してください。
- GPSや検索キーワードを使用した分析
- 携帯電話のネットワークデータからの分析
- WiFiやBluetoothなどの接続履歴を用いた分析
- SNSの投稿データを使用した分析
- ICカードの使用履歴を用いた分析
GPSデータとSNSデータの組み合わせによるマーケティング情報の抽出
ビッグデータを用いた分析の実例
ビッグデータを用いた分析の例は国土交通省の勉強会でまとめられている。
位置情報ビッグデータ分析を無料で行うには
RESAS 目的地分析
NAVITIMEの目的地検索のキーワード入力回数がわかる。2014年からの時系列の変化分析も可能。
RESAS 近距離移動時間分析
移動手段別の時間距離帯別累積人口の分析が可能。つまり、「指定の地点へn時間で来れる人がn人いる」といった分析が簡単に無料でできる。
RESAS 国内移動時間分析
指定した市町村から、全国の市町村までの移動時間を分析可能。旅行にも役にたつ。
RESAS 流動人口分析
いわゆる人流データの分析が可能。
全国の人流オープンデータ(1kmメッシュ、市町村単位発地別)
2019 年と 2020 年人流データが国土交通省よりオープンデータで公開中。GIS等で分析も可能。