はじめに
日本の光害データについてまとめたサイトがなかったため、作成しました。下記よりご覧ください。
データの数値についての目安
等級 | 星空の見え方の目安 |
---|---|
21以上 | 天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる |
20以上〜21未満 | 山や海などの暗さ、天の川がよく見られる |
19以上〜20未満 | 郊外の暗さ、天の川が見え始める |
18以上〜19未満 | 住宅地の明るさ、星座の形がよく分かる |
17以上〜18未満 | 市街地の明るさ、星座の形が分かり始める |
17未満 | 都心部の明るさ、星はほとんど見られない |
使用について
「日本光害地図」は出典を明示して頂ければ、商用/非商用問わずご自由にお使いいただけます(CC BY 4.0)。なお、出典は「日本光害地図(Astrotourism Lab)」か「日本光害地図」と記載ください。Webの場合はURLを掲載頂けますと幸いです。
使用・引用に際し制限はありませんが、利用・引用した場合は「info[あっと]astrotourism.jp」へ使用した旨をご連絡頂けますと幸いです。今後のHPの改善・改良の参考とさせて頂きます。
使用しているデータ
星空継続観察(環境省及び星空公団)
星空継続観察は環境省と星空公団が、星空の観察を通し、光害などの環境保全の重要性を認識することを目的に、夏と秋の年2回デジタルカメラによる夜空の明るさの調査を実施している。地上からの計測のため、基本的には人工衛星でのデータより信頼性が高いと考えられる。一方、点のデータでしかないため人工衛星データとの併用が大事であるだろう。
複数年の比較が可能な継続観察地点と単年観察地点があり、クリックすると継続観察地点はグラフ表示されるようにしている。経年変化を知る場合に貴重なデータである。
光害データ(World Atlas 2015)
人工衛星で観測した夜間光データと地上から測定したデータを用い、世界中の光害を推定したもの。
午前1時半の計測である点、白色LEDの感度が低いことに考慮が必要である。
本データの詳細は国立天文台の平松さんの記事が詳しい。
背景地図
デフォルトはOpen Street mapを採用し、国土地理院の作成した、地理院地図、衛星画像、白地図を切り替えられるようにした。また、陰影起伏図も表示できるようにし、地形を考慮できるようにした。
技術面
下記に解説記事があります。

【Maplibre】光害の地図を作った話 - Qiita
はじめに星空を眺めるときに空を明るく照らし暗い星を消してしまうことを「光害」と言う。光害の状況についてまとめたサイトとして、有名なものにLight Pollution Mapがある。様々な機能があ…